平成16年12月に『さとう循環器科内科クリニック』を開設して2年6ヶ月が経過いたしました。

当クリニックは、平成19年7月より『医療法人 弘心会 さとう循環器科内科クリニック』として新たなスタートを切らせていただくことになりました。
通院をしていただいているたくさんの地域の方々、またわざわざ遠方よりお越しの皆様によるご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

これを機会に、"すべては病める人々のために"の当院の理念を再確認し、充実した医療の提供に向けさらに一層努力をしていくことを皆様にお誓い申し上げます。

 さて、平成19年4月より、睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を注ぐことになりました。これは当院が得意とする狭心症、高血圧といった循環器疾患と関連して時に致死的な影響を及ぼすことが明らかになったからです。

就寝中に大きな『いびき』をかき、睡眠中に長時間呼吸が止まるといった睡眠時無呼吸症候群。この息が止まっている時に、体の低酸素状態が発生し、心筋梗塞や脳血管疾患といった重大な病気が発生するのです。

当院では問診とスクリーニングを行わせていただいたあと、当日携帯型睡眠無呼吸監視装置を装着していただく簡易検査を行わせていただきます。その結果強くこの疾患が疑われる方には、獨協医大睡眠医療部などにご紹介し、一泊での睡眠ポリグラフ検査を受けていただきます。診断が確定すれば、多くの場合お休みの時に鼻に装着するマスク型の呼吸装置を導入、睡眠時無呼吸がほぼ正常なまでに消失し、また呼吸装置も無理がなく使用できる状況になるまで獨協医大などに通院していただきます。状態が落ち着いたところで、当院に戻って継続通院をしていただくシステムです。

当院にたくさん通って頂いている高血圧、心筋梗塞などの循環器疾患の患者さんや肥満、糖尿病の方に合併することが多く、このような方が、睡眠中の無呼吸が発生しますと血液中の酸素濃度の低下がおこり、心臓発作を起こしやすくなることが知られております。こういった最悪の事態に対してこの呼吸器を用いた治療が有効であることがわかっています。

 また、当院では皆様の疾病に関する療養を担当させていただくことはもちろんのこと、疾病の予防対策にも力を入れ、健康教室を開催しております。今年は平成19年3月に救急救命士を招いての、普通救急救命講習会を開催、30数名もの熱心な参加者にご来院いただきました。またこの折に参加できなかった方がたくさんいらしたため再度8月5日に2回目の普通救急救命講習会を開催いたしました。両日とも日曜日であるにもかかわらず、真剣に講義に実地研修に励む参加の方々に暑い日曜日も吹き飛んでしまうようでした。

今後も少しでも地域の皆様のお役に立てますようにこれからも尽力して参りたいと存じます。ご意見、ご希望なども、ご遠慮なくお申し付けください。


※ 睡眠時無呼吸症候群・・ 10秒以上続く無呼吸が一晩(7時間以上の睡眠中)に30回以上もしくは睡眠1時間に5回以上起こること。高血圧、肥満の男性に多い。

原因は、睡眠中に舌根が沈下し気道をふさいでしまうことにより呼吸が停止する閉塞型であることが多い。

上記のようにこの間に血中の酸素濃度が低下し心臓発作を起こすきっかけを作ります。また患者さん本人は気づかないうちに睡眠が浅くなり、熟眠感が欠乏し、昼間に寝入って仕事に集中できないなどの症状が出現し重大な事故につながる可能性があります。


当院の診療方針
1. 安全な医療を提供いたします。
2. 迅速な対応に努めます。
3. 親切で丁寧に応対いたします。
4. 個人情報の保護を遵守いたします。

 最後に、当院におきまして皆様がお話しになったこと、また採取されたさまざまなデータは、個人の健康の増進、疾患の改善に役立てることのみに使用され、他の病院に紹介状を書く必要性があることなどを除き、許可なく個人が特定されるこのようなデータを他には漏らさない、ということをお約束させていただきます。

平成19年11月  さとう循環器科内科クリニック 院長 佐藤 吉弘

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